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【Mejiro #5/Inkhorn】
Hazy IPA/7%/350ml
今回は酵母の組み合わせとホップの組み合わせを大幅に変更して、モルトの組み合わせだけ初期の頃のメジロにとても近いものである意味では夏仕様に振り切ったドライなIPAとして醸造しました。
見た目がまず普段Inkhorn Brewingから販売するHazy IPAに比べて濁り具合が大分クリアによってます。これはイーストの種類や発酵のさせ方によるもので、酵母の濁りのレイヤーが無いとどうなるのかが見た目、味わいから感じられる面白い仕上がりになったのでは。
最近アメリカのOmega Yeastという会社から酵母の持つ濁りを作る遺伝子を特定したといった趣旨の研究が発表されましたが、ある程度肌感で思っていた事が研究結果でもビールの醸造の結果からも出ているのが本当に興味深い…
ホップに関してはCitra とMosaic以外はHBC 735, HBC 586, HBC 638と呪文のような字面になっちゃいましたが最近よく使っている実験的品種を1番使われているホップの組み合わせに合わせてみました。
最近マンゴー系の香りのするIPAが多いですが、これはCitra Cryoのドライホップのタイミングや今回に限って言えばHBC 586が酵母と作用して出している香りだと思ってます。
マンゴー感に加えて白ブドウ香や柑橘香も出ていてスッキリと甘みの少ないドライなボディに苦味も感じられるため、Hazyといった枠組みに囚われないでホップのアロマとフレーバーを楽しんでいただけたらと思ってます。